2020年09月

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三峯神社の駐車場を
「今、とても見たいのは蛾なの。11月くらいまでは見られるはずなんだけど」
と言いながら歩いていた。この木で沢山の蛾が休んでいるのを相方さんが見つけた。
去年までに、この辺りに蛾がいることは見たことがあって、なんとなく知ってはいたのだけれど、ちゃんと観察したことは無かった。
昼間の蛾はほとんど動くこともないのでじっくりと観察できた。
同じ場所を歩いていても、興味関心のあることで見える世界はまるで変わる。
この木の写真を撮った時、その上に街灯が見えている事に全く気が付かなかった。

見たいものしか見ていないのだった

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連休後半、山へ行こうと思っていたのだが、調べてみるとかなりの人出で、どんなに早く出ても、駐車場に空きがない気がして躊躇した。地図を眺めていてもなんとなく気分も乗らない。そんな時に気が向くのは三峯神社なのであった。いつ行っても、どんなに人が押し寄せても(駐車場の台数とバスの本数が決まっているので境内に滞在できる人数は限られており)凛とした気が流れている。感染対策が徹底されていて、御神木へのお参りの仕方も、お守りの買い方も前回までとは異なっていた。奥宮までハイキングする。奥宮への道も、いつかの豪雨のせいなのか、木道が崩れ落ちて、道が付け直されていた。ずっとずっと昔から、どんなことがあっても人々はここへ道をつけて登ってきたのだった。今までも。これからも。

最近は参道の一番奥にある「三峰ちどりや」で有精卵とコーヒー豆を買って帰ってくる。
見るからに元気が出そうでしょう!

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毎年、全米オープンテニスの絵を描いているので今年も。明るい光と深い青のコート。選手の黒い肌がとても美しくてセレナ選手を描くか大坂選手を描くかするのだけれど、全く似ない。恐ろしいほどダメダメ。それでも描かずにはいられない魅力が
優勝したのは大坂選手。1セット目を落とした選手が優勝したのは26年ぶりだそうだ。翌日のフォトセッションのドレスがとても似合っていた。赤い丈の短いドレスの足元に真っ白なナイキが寄り添っている。ぐっとくる。

ところでそろそろ、大坂選手にインタビューする時、「何が食べたいですか?」っていうの、やめたらどうかな。


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2020年9月 赤ちゃんとママ社

秋の訪れとともに赤ちゃんとママ増刊VOL163が届きました
今回も東京都立総合医療センター救命救急科の萩原佑介先生のコラムに描かせていただいています

「おいしい食べ物に潜むワナ」
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2020年9月 主婦の友社
編集:依田邦代 デザイン:若井裕美 
編集協力:神素子 撮影:佐山裕子 DTP製作:松田修尚

イラストレーションを担当させていただきました


ある日、電話がかかって来て、久しぶりに話をした。熱血編集者の依田さん。
話をした、というか、依田さんの話を私はとても楽しく聞いた。「丁寧に美味しい食を作っているのに商売が下手な生産者」に変わって販路拡大、商品開発、、などなど、食に関わる様々なお仕事をしている人の話だった。それがこの本の著者、岩城紀子さん。カンブリア宮殿というテレビ東京の番組に出演されたのは今年5月のことらしい。その番組を見逃し配信を見て興味は深まり、原稿が届くと、面白さ倍増だった。岩城さんの基準にかなった食材が売られているグランドフーズホールへも足を運んだ。私の得意分野はへなちょこな絵なのだけれど、地に足のついた意志のある女の子を、、と思って試行錯誤した。ここであまり強い思い入れを書くのはどうかとも思うが、このところ強く強く感じていることにとても近くて、声をかけていただいたことを大変に嬉しく思った。

グランドフーズホールは芦屋と六本木という日本有数のハイソなエリアで展開している。ちょっとこれは高くて手が出ないと思うものも多いが、これは買ってみたい、これならこの値段を出せるな。と思う物も多くある。この本には、お店で売られているもののストーリーや、岩城さんの食に対する考え方、添加物に関することなどが書かれている。こと、添加物の話になると、あれはダメこれもダメと脅されるような文章を見かける事も多いが、ポジティブな気持ちでインプットできるのは、現場を知っている岩城さんの言葉に、寛容さを感じることができるからか。もう一つ、岩城さんは近くにある小さなお店で買い物をすることを勧めている。よくよく見てみると自分の周りに、これはここ!と言える逸品を作っている、置いているお店は結構あるものだ。ここは安いものでOK、ここには少し贅沢なものを。自分で選んでいるのだと思うことで料理は一層楽しくなる。

コロナ禍になって食を見直す機会が訪れている今、読んで損はない1冊だ。

マイドキュメント (234)

1週間が早すぎて早すぎて。
午後11時40分。天気予報通りに雨が降り出す。窓を閉める。この前書いた敵対的TOBの絵はとても下品だった。それはその響がとても野蛮で下品に思われたのでそのようになってしまった。下品だと思うなら扱わなければ良いのだろうが、それも含めて人生というものだ。早速、大戸屋さんの役員?には退陣要求がなされたと相方さんに聞いた。


私が最後に働いていた会社は、外資系の企業で、買収されては名前が変わっていた。働いている人には自由で魅力的な人が多くて、年齢も性別も隔てなくプライベートでもよく遊んでもらった。今は楽しかったことしか思い出さないし、そこで働かなければ、絵をやってみようなんて思わなかった気もする。会社はとてもシビアだった。偉い人は何かと言えば「株主さんの為に」と言って怒っていたのを

大戸屋さんの社長さんがお客様と従業員の為に頑張りますと書いていたのを読んで思い出した。

さて、絵はずっと前の仕事の為に描いたもの。
ドーナツを描くのは楽しい。






マイドキュメント (224)



敵対的TOB。なんという怖い響だろう。なんでも合法だという。

これによって大戸屋さんが今までの経営方針で仕事ができなくなるそうだ。

一番最近大戸屋さんに行ったのは、オペラシティでのコンサート前だった。サクッと焼き魚の定食をいただいた。演奏中にお腹がなるのは恥ずかしいので何か食べておかないと、、というような時に
本当にありがたいお店だった。

そしてシフの音楽を聴いた。




何でもかんでも効率だの利益率だのそれを突き詰めて、どこへ行くというのだろう。






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メーカー処分品につき在庫限り と注記のついたボロネーゼソースを買った。パッケージのパスタを食べている写真がとても良かったイタリア輸入品。これがとても美味しかった。何より余計なものが入っておらず、塩味さえも控えめ。自分の好みに調味ができた。処分品なので次はなかった。輸入業者を調べると、横浜の富士貿易という会社だった。これは覚えておこう。

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今日の落書き。落書きをしている場合では無いのだが、そう言う時にこそ落書きたいのだった。

暑さも9月になるとちょっと疲れてくる。

こんな時はウィルキンソンの炭酸水

これを常温で。

スカッとする。

常温なのに!












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台風の季節。去年の事を思い出し、養生テープを買いに行く。(窓ガラスが割れないように貼ルためのテープ)同じような考えの人がいるようで品薄。
ついでに車で車内に閉じ込められた時、ガラスを割る為のハンマーも買った。

嵐が来て、
ガラスが割れたら厄介だし、ガラスが割れなくても厄介

今日の写真は緑地のカラスウリ。

なんでそんなにモシャモシャしてる?


日がくれるのが随分早くなりましたね







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